赤ちゃんの時の言葉、喃語についてお伝えしたいと思います。
この喃語は成功する子に育つための重要な役割を担うものと言われています。
本記事の前半では喃語と成功する子に育つことにどんな関係があるのかを解説し、後半では実際に喃語に対してどのように対応していくべきかを解説していきます。
そもそも喃語とは?
そもそも喃語ってなんでしょうか。
ご存知の方も多いかもしれませんが、「ああ」とか「あう」などの赤ちゃん独特の発声のことを言います。
赤ちゃんは生後間もない頃から動物のうなり声のような声を出し始めますが、これはクーイングと呼ばれており、喃語とは異なります
喃語は生後2〜3ヶ月目くらいから使い始めて、まだまだ言葉にならないような声ではあるものの、クーイングとは違って明らかに自発的に声を出しているものです。
喃語は基本的には笑うと泣くでしか今までコミュニケーションを取ることができなかった子供にとって、新たな大切なコミュニケーションの手段です。
喃語を発する期間は、短くて数ヶ月、長くて1年くらい続きます。
この期間は個人差がありますが、短ければ優秀ということではなく、個性のひとつです。
大体ではありますが、5か月目くらいまではアアウウーのように母音の喃語が中心ですが、5か月くらいからはブーブーダーダーバーバーのように濁音が混じった喃語を使うようになり、7か月目くらいからはマーとか、ママママというような複雑な喃語を使うようになっていきます。
この時期はいろんな言葉が出てきて、パパママはとても楽しい時期だと思います。
軟語が成功する子に育つのに関係する理由とは?
喃語がどういうものであるかはわかりましたね。
しかし、喃語が子供の成功にどう関係してくるのでしょうか?
それは、親の喃語への対応に秘密があります。
子育てや育児の本を見ると、喃語に温かく応対していくと親子の絆が深まるとか、言語の発達を促進することができるといったことが書かれていると思います。
これはまさにその通りで喃語へ適切に対応していくと、親子の絆を深めて言語発達を促進できます。
ですが、もうひとつ大切なことがあります。
それは、成功するマインドを身につけることができるということです。
赤ちゃんの時から成功のマインド?冗談でしょ、と思うかもしれませんが、これは冗談ではありません。
ここで言う成功のマインドとは何か。
それは挑戦を恐れない心です。
成功するためには、挑戦を恐れない心が必要ですよね、
実は喃語に正しく応対していくことで挑戦する心を育てることができるんです。
どういうことか詳しく説明します。喃語への良い対応の仕方は後ほどお伝えしますが、喃語の対応の基本はちゃんと反応してあげることです。
赤ちゃんが「あああ」と言ったら親は「嬉しいのね」などと言葉を返して反応してあげることで、赤ちゃんは自分が何かをすると、何かが起こるという経験をすることができます。
そして、応対を繰り返していくことで、自分が何かすると何かが起こることが確信に変わっていきます。
そうなると、挑戦すること、もっと言えば、行動することを恐れなくなっていきます。
これは心理学の研究によってわかったことです。
能力が明らかにあるのに、挑戦しない人にフォーカスを当てた研究において、次のことがわかったそうです。
『人はどんなに能力があっても、自分がこれをすることで必ず何かが起こるということに確信を持てないと行動できない。』
つまり、乳幼児期から子供の中に『僕が何かをすれば、絶対に何かが起こる』という確信を育てていくことができれば、将来どんなことにも臆せずチャレンジできる人間に成長していってくれます。
これが、喃語が成功する子に育つのに関係する理由です。
なお、『自分が何かすると、何かが起こる』というマインドは心理学で言うと、内的統制感と言います。
この内的統制感を兄弟で比べた実験があります。
その結果、多くの兄弟が兄や姉の方が内的統制感が強かったそうです。
これは、いわゆる第一子は大切に扱われて、子供の言葉に対して反応する回数が多いからだと考えられています。
子育てにおいて、第一子が必ずしも全てにおいて優秀というわけではありません。
僕はむしろ次男次女の方が親だけでなく、兄弟からの影響を得る機会も多く、いい影響を受けることが多い場合もあるのではないかと考えています。
ですが、この内的統制感においては、やはり親から関わってもらえる時間と回数が多い第一子の方が育っていくという結果が明らかになっているそうです。
喃語への正しい対応とは?
それでは、ここから具体的に喃語に対してどのような対応していけばいいのか、について解説していきます。
喃語に応対していく時のポイントは、全部で5つあります。
喃語への対応ポイント1:基本はオウム返しでOK
パパママが子供の難語を繰り返していくことで、赤ちゃんもさらに繰り返し発音していくようになります。
まずは、赤ちゃんが「ああ」と言ったら、「ああ」を親が返す。このようにオウム返しで、赤ちゃんの言葉をさらに促進していくことで、言語発達に繋がっていきます。
オウム返しでも十分、子供は自分の行動でパパママが反応してくれたことを理解できます。
喃語への対応ポイント2喃語を意味のある言葉に変換して伝える
喃語のバリエーションが増えてきたら、喃語を意味のある言葉に変換して伝えていきましょう。
例えば、赤ちゃんが「まー」と言ったら、ママは自分を指差しながら「ママね」と返してあげましょう。
内的統制感を育てながら、さらに喃語を卒業して、しっかりと言葉を話していくスピードを促進していくことができます。
ただし、その時に幼事言葉は使わないほうが良いでしょう。
例えば、まんまではなくご飯、他にもブーブーではなく車のように、これから子供に使ってほしい言葉を使っていけば、子供もちゃんと正しい言葉を使えるようになってきます。
喃語への対応ポイント3:伝えたいことを代弁してあげる
さらに複雑な喃語が使えるようになってきて、子供の行動と喃語がリンクし、親から見ても何をしたいのかが見えてきたら、何が言いたいのかを代弁してあげましょう。
例えば、赤ちゃんが手を伸ばして哺乳瓶を頑張って取ろうとしながら「うー」と言ったら、「哺乳瓶を取ってほしいのね」とか「早くが飲みたいよね」というように、文章で代弁します。
これを繰り返していくと、言語発達にさらにいい影響を与えることができます。
喃語への対応ポイント4:笑顔で温かい言葉で応対する
喃語に応対するときは、笑顔と温かい声を意識しましょう。
特に笑顔は重要です。
この時期の赤ちゃんは、ずっと高性能のビデオ録画をしている状態と同じように見たものを全て自分に取り込んでいます。
後々、どんな表情をするようになるかは、この赤ちゃんの時期に見たものに大きく影響を受けるため、笑顔で接することを心がけてください。
喃語への対応ポイント5:とにかくたくさん反応してあげる
これは正に内的同性感を育てる本質のポイントなのですが、とにかく回数が勝負です。
子供の喃語に対してより多く反応していくことで、そのたびに子供の内的統制感が育っていくと考えてもらってもいいです。
ですが、現実問題、全部の喃語に対応することはほぼ不可能ですよね。
なので、できるだけ多く反応するとように接すればオッケーです。
赤ちゃんの前にいて、顔を見ながら応対できるのが理想ですが、料理を作ってる時に赤ちゃんが何か言ったら、料理を作りながら声だけで応対するのもオッケーです。
できるだけ、赤ちゃんの喃語に答えてあげましょう。
毎回反応できなくても、内的統制感は十分育くので安心してください。
さいごに
今回は赤ちゃんの喃語に応対することで、成功する子に育てるための内的統制感、つまり挑戦を恐れない心を育てるということをお伝えさせていただきました。
この喃語への応対は子供の今後の成長に大きく影響ある要素です。
いきなり全部は無理でも、できることから少しずつでも良いので、ぜひ育児に取り入れてみてくださいね。